商品の特徴
■スチール・トーン
F社は初期のTLにシリンダー型のスチール製サドルを採用した後、1952年にはより簡単に加工できるブラス製のサドルに変更、加工の難易度を高めていた高さ調節ネジの穴も弦に対して垂直に修正されます。
スチールサドルはその後、1955年に再度TLに採用されましたが、底面の加工が不要となるよう直径が小さくなり、サドルの穴は垂直のままであるなど、1950とは異なる設計となりました。
スチールはブラスよりも立ち上がりが早くハイが伸び、ハイミドルに無骨でラギッドなニュアンスを持つのが特徴です。58年に発表されたJM、62年に登場したJG、64年に登場したMGにもスチール製のサドルが標準装備され、68年にステンレス製のサドルが登場するまでオールドFサウンドを特徴付ける重要な役割を担うことになりました。
各社から出ているスチールサドルの中には、実際には真鍮等の金属に分厚いメッキを施したスチール「風」サドルが多く存在しますが、レトロトーンでは本物の低炭素鋼に非常に薄いニッケルメッキを施すことで、リアルなスチール・トーンを持つサドルを実現しています。
■1950を踏襲した加工
サドルの高さを調節するネジは斜めに取り付けられ、この時代特有の独特な鳴りを再現します。
この商品に対するお客様の声
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アルダーローズにはこれ
投稿者:さいさい おすすめレベル:★★★★アルダー、ローズのテレにはこれがベストではないかと思います。
フェンダー純正(クロームという名称でブラスにメッキ?)は低音が強くて太いがジャキジャキ感が弱くてテレらしさが足りませんでした。
フェンダーのスチールスパイラルは輪郭はクッキリするものの低音がなくなりジャキジャキというよりシャキシャキ。
この1950スチールはジャキジャキで倍音もビンビンかつコシも太さもあり、正直サドルでここまで変わるかと驚きました。
ピッキングの強さ速さでニュアンスを出せますが、押弦やピッキングやミュートの不完全さのアラも目立つので練習頑張ります笑
イモネジが丸先なのもこの音に不可欠な要素な気がしますが、長くて飛び出て痛いです。他では見つからないので3/8と5/16を出していただけると嬉しいです。 -
バランス良し
投稿者:fender cs テレキャスター おすすめレベル:★★★★★スパイラルサドル →ブラス→ゴトー など色々試した結果、この製品に落ち着きました。低域から高域までバランスが良く、クセになる音質です。しばらく使っていきます。
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隠し味的。
投稿者:roadsong おすすめレベル:★★★★★79年の重たいフェンダーテレキャスタ-に取り付けました。
オリジナルのやや細身の弦溝ありのステンレスの物からの交換です。オリジナルの良いも悪いも一直線の音からやや柔らかめの音へ変化しました。実音に寄り添ってサラサラとした質感を持った音が一緒に出てきます。弦の張り具合も柔らかい弾力を感じるようになりました。こちらの個性もありだと思います。 -
いい感じです
投稿者:かにみそ おすすめレベル:★★★★★ブラスのサドルから替えました。まず生音に空気感が出ました。立ち上がりが良く、弾いたことはないのですが50年代のテレキャスターの骨太でトゥワンギーな音という感じになりました。
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独特なスチールサウンド
投稿者:MARUJE おすすめレベル:★★★★★国産のアッシュボディ、メイプル1Pネックのテレキャスタイプにつけてみました。
ブラス素材に比べて立ち上がりが速くガツンと前に出てくる印象です。少しジャリッとした音質でロックに最適と思いました。
高さ調節ネジが斜めにセットするようになっているので、その影響もあってか無骨過ぎないような、どことなくブラスに似た暖かさも感じられる気がしました。
テレキャス使いの皆様には是非試して頂きたい逸品です。 -
サウンド、セッティングなど
投稿者:kentele おすすめレベル:★★★★★テレの3wayサドルはGOTOH In-tuneのブラス、チタンと試してきました。
その中で最も気に入った商品です。
個人的には、ギターのオクターブピッチ以上に、サウンドの変化のほうがバンドメンバーや曲を聴く人によっては喜ばれると思います。
(オクターブピッチについては弦交換の際に、ネジの遊び分サドルを傾けるなど多少の工夫は出来ると思います。)
サウンドについて気に入った点はクリーンやクランチでの抜けと反応の良さです。
自分はあまり現代的な深い歪みを使いませんが、ブルースやロックなどニュアンスのある音が好みなので、まさにこれが自分の求めていた要素だったのでは!といった印象でした。
素材での比較
ブラスサドルは市場でも溢れていますので割愛させて頂き、チタンサドルとの比較でコメントさせて頂くと、
チタンは出音がとてもフラットでよかったのですが、クランチのバイト感が物足りず、味気なく感じていました。
また、ギターのセッティングについても良かった点があります。
自分のギターは、ネックがまっすぐでもサドルが下がりきらず、
弦高が高くなってしまうのでシムを入れて使用していました。
しかしながら、レトロトーンのスチールサドルは底面がカットされているので、
弦高を低くセッティングでき、シムの問題を解消することができました。
価格について
スチールのサドルに6000円というところで躊躇されている方もいるかもしれませんが、
テレキャスターの個性が気に入って選ばれた方は買ってみて後悔しないと思います。
注意点はオクターブ調整ネジもマイナスねじですので、使用時にドライバーが滑らないよう気をつけて作業が必要です。(見た目はいいんですが) -
設計の大切さ
投稿者:Nezukichi おすすめレベル:★★★★★国産のテレにダイキャスト・スチール・ブラスを試し、こちらを採用しました。
印象として、スチール>ダイキャスト>ブラスの順に音量が減っていきます。
正確には、スチールで全帯域出ていたところから、だんだんと音が削れていったと感じました。
60年代のテレカスをリファレンスにした場合、3.3kgのアルダーボディに対してはスチールの組み合わせがベストでした。
もしアッシュなら別の選択が正解だっかもしれません。
通説として「ヴィンテージは木が違うから音がいい」などと言われますが、まず設計に沿った素材を使用しているかどうかが大事かと思います。
こちらの品物は設計の大切さを再認識させてくれる良いものでした。 -
ブラスからスチールに
投稿者:てつ おすすめレベル:★★★★国産メーカーのテレキャスターに装着しました。
これまでのセッティングにこれといって不満があったわけではありませんが、数千円で少しでも良くなる可能性があるなら!と思い購入。
総合的に良くなりましたが、一番顕著に影響があったのはサスティーンかと思います。
自分にとってはすごく良かったので★5つですが、どなたのテレキャスターにでも合うか、までは自分では判断出来ないのでそういう意味での★4つです。 -
テレキャス使いなら試す価値あり!
投稿者:ころすけ おすすめレベル:★★★★★生音から変化があってびっくり。アンプで鳴らすと、高音のチリチリした感じがなくなり、どっしりした音に。
特にフロントの甘いまろやかな音に感動しました! -
クリアさとピッキングニュアンスを大事にする方に
投稿者:pipop@ おすすめレベル:★★★★★USA製ボディ&ネックで自分で組み上げたテレキャスターに取り付けました。
国産のよくあるブリッジではビンテージフェンダーのようなカラッとした音が出せず悩んでいましたが、このパーツでだいぶ近づいたように思います。
ブラスサドルと比較すると明らかにクリアで立ち上がりが速いです。
また、ダイキャストサドルなどはピッキングを強くしていくと中域から膨らんでいきますが、こちらのスチールは高域が立ってくるのでピッキングニュアンスに敏感です。
ストラトキャスターのような折り曲げスチールサドルとあえて比べるなら、重さがあるからか中域の膨らみはあまり無く、寒色系の音ではありますね。重めのボディ&厚い塗装のギターより、軽く薄い塗装のギターに合うでしょう。
あとイモネジの取り付け角度なのか、丸先のためなのか、ピッキングする右手に少しコロコロとした感触があります。
Fenderが好きな方、ピッキングのスピード感とニュアンスを前面に出したい方には大変オススメです。