商品の特徴
■よみがえるスチールサドル
シリンダー型のスチール製サドルは、1955年にTLでいち早く採用され、以降、68年にステンレス製のサドルが登場するまでF社の標準となりました。ブラスよりも立ち上がりが早くハイが伸び、ハイミドルに無骨でラギッドなニュアンスを持つのが特徴です。58年に発表されたJM、62年に登場したJG、64年に登場したMGにもスチール製のサドルが標準装備され、オールドF社サウンドには無くてはならない要素と言えます。
各社から出ているスチールサドルの中には、実際には真鍮等の金属に分厚いメッキを施したスチール「風」サドルが多く存在しますが、レトロトーンでは本物の炭素鋼に非常に薄いニッケルメッキを施すことで、リアルなスチール・トーンを持つサドルを実現しています。
オールドのニュアンスを求めるJM、JGユーザーはもちろん、MG用のリプレイスメントサドルを探している方にはこの暴れるサウンドは特にお勧めです。
■弦振動をしっかり捉えます
また、MGのサドルとは違い、一つのサドルに2本ずつ取り付けられた高さ調節ネジを使い、納得いくまで最適な弦高を試すことが可能です。
■ブリッジまわりのトラブルを解消
サドルの幅はブリッジに隙間無く収まるように設計されており、ピッキング時にサドル自体がガタついて振動をロスしてしまう問題は発生しません。
スチール製のサドルは電気を通しますので、樹脂製サドルにありがちな「交換したら弦アースが取れなくなった」というような問題も発生しません。
Tips.ネジのゆるみ対策
高さ調節、オクターブ調整用に市販のミリ規格のネジが利用できるよう、Custom Steel SaddleにはJIS規格に準拠したネジ穴が掘られています。MIJ製の高さ調節ネジを使用することも出来ます。
ネジ穴の大きさはJIS規格に沿っています。ネジ穴がきついとネジ山を崩してしまうトラブルが発生しやすくなりますので、こういった規格ではきつすぎず、緩すぎない値が設定されます。
また、金属素材ごとに気温や室温による収縮・膨張の率が異なるため、ネジがきつくなったり緩んだりする現象はある程度避けられない問題です。
ネジのゆるみについての解決策のうち最も手軽な方法は、ネジ止め剤と呼ばれる液性固着剤を使用することです。例えばタミヤ模型から発売されているラジコンカー用の「ネジ止め剤」やコニシの「ネジやま救助隊 ゆるみ止め」等は近所の文房具店やインターネットで比較的簡単に手に入れることができます。近頃は100円ショップ等でも同等のものを扱っていることがあります。 ネジがゆるむという理由でサドル毎交換しようと考えている方は、まず上記を試してみることをお薦めします。
この商品に対するお客様の声
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狙った通り
投稿者:ああああ おすすめレベル:★★★★★FJのジャズマスターに取り付けました。
見た目の好みと本来のヴィンテージはスティールサドルという事もあり、プラスでなくこちらを選択しましたが、
溝の分弦の安定感が増し、ビビり等は無くなりつつもジャズマスターらしい響きは残っており狙った通りになりました。
高さ調整ネジはそこまでキツくないので弾き方などによってはネジ止め材などでゆるみを防ぐ必要はあるかもしれませんが、とても良い物でした。 -
ネジロック必須
投稿者:hirosing おすすめレベル:★★★★1992年製フェンジャパジャズマスに載せました。
弦落ち対策で導入しましたが、商品紹介や他のコメントの通りブライトな鳴りが増しまして良い感じです。
ただサドルがやはり自然と下がってしまったりといった症状はありましたので、ネジロック等を使用する必要はあると思います。
今度はジャガーにブラス製を試してみようと思います。 -
少々サドルに個体差がある
投稿者:sz おすすめレベル:★★★★Heavy Duty Brass Saddle KITも使用していましたが、比べると弦を張った時点で分かるほどシャリっとした音がします。
同時に共振音もよく響くようになりました(笑)
やはりブラスに比べるとブライトです。
ただ、全てセットアップした後に一弦(.010)を掴んでサドル付近で上下にグリグリ動かすと、軽い力でもピキピキと引っ掛かる音が鳴りました。
こちらのサドル、V字の溝の切り込みに加工時に付く?と思われる縦線が商品画像でも見える通り強めに走っているのですが、
この縦線の段差が影響して細い弦が上り下りするような形で引っ掛かっていたようです。
この時は問題のあった1弦のサドルと6弦のサドルを入れ替えることで解消し、事なきを得ました。
サドルの個体差によって弦との相性があるみたいですね。
もし違和感がある場合は入れ替えで解決したりするかもしれません。
ちなみに持っているHeavy Duty Brass Saddleの方はもう少し溝が滑らかで引っ掛かりそうな感じはないです! -
効果絶大なパーツ
投稿者:カコム おすすめレベル:★★★★★Wide Spacing Floating Tremoloと同時に装着したので、このサドルだけの効果ではないと思いますが、
レスポンスが抜群によくなり音が速くなりました。
交換前までMG用サドルを使用していましたが、パーツ交換でこんなに違いをハッキリと実感したのは初めてで、感動しました。
音の立ち上がりの速さ、弾いた瞬間に音が出る気持ちよさがあり、かなりオススメです。 -
結構な効果あります
投稿者:OH おすすめレベル:★★★★★fender japanのジャガーに使用しました。ジャガーは恰好良いのですが、自分的には色々と使いづらいギターで、ピックアップもフロント、リア共に交換してます。ブリッジについても、これを購入する以前は弦落ち防止の為にムスタングタイプのブリッジに交換した上でBUZZ STOP BARを取付してましたので弦落ち対策という点ではバッチリだったのですが、生音で弾くとブリッジが原因でビビリがして、うーん…という感じでした。
で、試しにこのサドルを購入して取付してみたところ(BUZZ STOP BARは付けたまま)、ビビリも無くなり、音の鳴りも格段に良くなりました。生音で弾いていても本当に気持ち良い感じに変わりました。最初からこの存在を知っていたらと思います。 -
大仰なパーツよりコレです
投稿者:MZD おすすめレベル:★★★★★90年製のジャズマスター(Fender Japan) へ取り付けました。(弦のゲージは.010-.046、ブリッジはBridge Fixing Bushのようにポストとスタッドに細工をして固定してあります)
加工精度が高くガタつかないので、元々の弦高より少し低いセッティングにしてみましたが弦落ちはまったくありません。
弦の振動がボディにしっかり伝わるようになったようで、オリジナルのスパイラルに比べ、しっかりとした芯のある音になりました。
また、アタックが明瞭になるとともに不要な共鳴がなくなったことで、コードを弾いた際の音の分離もとても良好です。
オリジナルのサドルの難点を解決した上でジャズマスターらしい音の響きはスポイルされておらず、さらに本来の鳴りが引き出された印象でとても満足しました。文句なしです。 -
サドルの決定版
投稿者:ザク2C型 おすすめレベル:★★★★★AVRI-62での感想です。
ノーマル、ブラス、スチールとそれぞれ特性があるので本体と好みに合わせて選びましょう。
ブラスサドル
ノーマルに比べて少し中域を足して整頓した音
スチールサドル
ノーマルより音圧が上がったような音になります。
ノーマルから交換した時はコンプがかかったような感覚がありました。
ノーマルスパイラルサドル
上記2つより低域が減りサスティンも減り、高音の尖りが目立つようになります。
使用弦のゲージ、ブランド、材質でも変わるので組み合わせで好みを探すといいと思います。 -
ジャズマスターの音
投稿者:dk おすすめレベル:★★★★★現行のジャズマスターと63年ヴィンテージの二本を所有しており、現行の方にブラスサドルを搭載していました。音の違いに悩んでいた所、こちらのスチールサドルに変えてみました。結果ブラスサドルの時よりもヴィンテージジャズマスターの音に近くなりとても満足しております。
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ジャキジャキ
投稿者:sgym おすすめレベル:★★★★★各所で賛否両論のパラレルユニバースシリーズ、ジャズテレに装着しました。元々アッシュボディでカラッとした感じの音だったのですが、スチールサドルに変えてからさらにブライトな音に変化したように感じます。ジャキジャキしつつもジャズマス特有の甘いニュアンスがあり、使いやすい音にもなりましたし、弾いていてとても気持ち良いです。
他にもアルダーボディのジャズマスを所持しており、そちらにはブラスサドルを装着しているのですが、ブラスの方が太くてダークなサウンドという印象を受けます。がっつり歪ませたり、単音を多く弾くようなプレイをするならこちらかなぁと思いました。
まあ、ボディ材やピックアップの違い、個体差など様々な要因があるので一概には言えませんが、参考になりましたら幸いです。 -
音が早い
投稿者:あうあ おすすめレベル:★★★★★011~の弦を使っています。
ビンテージギターを思わせるような立ち上がりの速さ。抜けます。
小細工無し、男っぷりで勝負する人のサドルですねこれは。聖闘士で言うならフェニックス一輝。
とてもよいです。