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WRB-72 "Moon Walking"

販売価格(税抜):
20,000(税込:22,000円)
商品コード:
P013
関連カテゴリ:
ピックアップ > その他のピックアップ
オリジナルのF社ハムバッカーはCuNiFeという特殊な合金で作られたポールピースを使用していました。CuNiFeは磁力は弱いものの豊かなミッドレンジを持っており、これが独特のレンジの広いサウンドを生み出していたのです。本機は、CuNiFeのサウンドに近いと言われているアルニコ3マグネットをポールピースに採用し、ナチュラルでブライト、ワイドレンジなサウンドを実現しています。

Alnico 3 unbeveled rod Magnets
AWG42 Plain Enamel wire
Around 9.0k ohm
数量:

在庫: 4

商品の特徴

オルタナティヴ・ワイドレンジバッカー!

WRB-72 "Moon Walking"は、オリジナル、MIJ、メキシコの3種類のワイドレンジバッカーを解析し、多くのリワインドを行ってきた経験のもと設計された新しいリプレイスメント・ワイドレンジ・ハムバッカーです。アルニコ3マグネットの長さを見直し、より広がりのあるサウンドを実現することに成功しました。

オリジナルに近い磁気デザイン

WRB-72は入手困難なCuNiFeマグネットの代わりに12本のアルニコ3ロッドマグネットを採用することで、ポールピース毎の高さ調節機能は持たないものの、オリジナルを超えるナチュラルさとブライトさを得ることに成功した非常に珍しいピックアップです。
バーマグネットを使用した通常のハムバッカーに慣れた耳には、ハムバッカーなのが信じられないほどの、ナチュラルで透き通ったサウンドです。
コイルにはAWG42のプレイン・エナメル線を使用。
リード線にはこれもオリジナルと同じタイプの線材を使用しています。

各種寸法

WRB-72は現行のギターに搭載することを想定して各種寸法を設計し直しています。オリジナルやリイシューのものと比べて少しずつですが、各部の寸法に差がありますので購入前の確認をお薦めします。
PUカバーの寸法は80mm×45mm、縦幅がオリジナルのものより0.5mm程大きくなっていますが現行機種には問題なく取り付け可能です。

PU吊り下げ用の調節ネジには3mm径のものを使用するようにしていますので購入前にピックガードの加工が必要にならないかをお確かめ下さい。
稀にネジ穴を若干広げる等の対応が必要になることがあります。
ポールピース間隔は55mm(各弦の間隔が11mm)です。

What's ワイドレンジ・ハムバッカー?

ビンテージ・レスポールに搭載されたハムバッキングPU、通称PAFを開発したことで有名なセス・ラヴァー。彼は当初アンプを開発していましたが、そのアンプのハムバッキング回路を応用することで、1955年にPAFを開発、その後1967年までG社に在籍します。ところが当時のG社製のアンプやピックアップのほとんどを彼がデザインしたにも関わらず、正当に評価されていないと感じたセスは突如、より高額でオファーのあったCBS期のF社に移籍します。

当時のF社はG社のようなサウンドを欲していました。ところがセスはナチュラルでブライトなサウンドこそがF社の個性だと考え、G社とは全く違ったハムバッカーをデザインします。 彼はネジを切ったCuNiFe(copper,nickel,iron)合金をポールピースに採用、多くの倍音とナチュラルなギターサウンドを持ったF社らしいハムバッカーを誕生させました。このワイドレンジハムバッカーの発表により、F社は「シングルコイルPUの会社」というイメージを払拭し、G社ハムバッカーによる寡占状態に陥っていた「ハイゲイン」の時代に足掛かりを作ることになります。

写真は73年製のオリジナル・ワイドレンジ・ハムバッカーです。1971年から1979年の間に製造されますが、このPUが搭載されたギターの製造終了と共に姿を消します。そういった70年代仕様のギターはMIJ等から再発されますが、ワイド・レンジ・ハムバッカー自体は、外観のみを似せるに留まり、音・構造共にオリジナルとは大きく異なっています。

2010年現在、SQ、MIJ(1983-)、MIM(1998前後-)、近年のF社Custom Shopの各モデルに、オリジナルとは構造の違う、外観のみを似せたPUが採用されています。

この商品に対するお客様の声

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  • 透明感の中にしっかり芯がある

     投稿者:kei_styled おすすめレベル:★★★★★

     Fender MEX classic series 72 telecaster custom のNeck(front)側のワイドレンジハムバッカー(現行)のリプレイスメントとしてマウントしました。現行モデルは、直流抵抗こそ8.0kΩくらいですが、バーマグネットを使用したピックアップなので、構造上はハムバッカーとかわらないためか、芯がぼやけたモコモコした音の印象です。Volを9前後に絞って、ミックスポジションでリアの広域を足さないと使いづらい音でした。

     これは単体で弾いてみても芯がありつつ低音域から高音域までバランス良く出力されながらも、煌びやかで透明感のあるクリアな音が出ます。
    弾いていてとても気持ちよくで時間を忘れてしまいます。ミックスポジションも抜けの良い音がします。
    シングルコイルが好きな方は、割となじみやすいのではないかと思います。

    クリーン〜クランチが一番美味しい音が出ると思いますが、ドライブさせてもメロウな音がします。

    とてもお勧めのピックアップです。

  • 非常にクリアで芯があるサウンド

     投稿者:エンドウ おすすめレベル:★★★★★

    【搭載ギタースペック】
    Fender Japan テレキャスターカスタム(2Vo.1Tone)
    ・マスタートーン→1MΩ(Ovaltone「鵺デバイスROSSO搭載」)
    ・ボリュームポット→フロントリア共に500kΩ

    フロント側で購入しました。
    クリーンで鳴らした時に、本当にハムバッカーなのか?と思える程にナチュラル且つブライトな音に驚きました。

    構造は通常のハムバッカー構造であったFenderの現行品と違い、オリジナルスペック同様にシングルコイルと同じような構造をしています。

    BOSS BD-2Wでクランチにしてみると、巻弦の輪郭がハッキリと出力され、対象的にプレーン弦側はチョークをするとイナたい音が出力されバランスが非常に良かった印象です。

    ピッキングやストロークへのニュアンスのレスポンスが非常に良く、従来のワイドレンジハムバッカーでは「ブーミー過ぎてニュアンスが出ず困っている」と言った悩みがあったのが、悩み自体忘れるレベルで解消されました。

    ハムバッカーではあるけれどシングルコイル向けの音作りをすると満足のいく結果が得られると思います。

    このピックアップはクリーン〜クランチで1番美味しい音が出力されるなと感じました。

    現行のワイドレンジハムバッカーから交換を考えている人には本当にオススメです!!

  • これはよいです

     投稿者:マイケル おすすめレベル:★★★★★

    メキシコの2ハムシンラインに搭載しました。元のピックアップとは全く異なるシングルのような音です。
    出力は小さ目で、普段よりアンプのメモリを上げる必要がありますが、むしろアンプが気持ちよくドライブしてくれるように。ハムバッカーということもあり、ノイズの問題はありません。
    キンキンせず、オールドのような落ち着いたトーンで強く弾けば強く、弱く弾けば弱い音が出ます。アコギで言えばギブソンよりマーチン。
    とてもよい。おすすめです。

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